中学受験の面接の目的
面接は、学力以外で受験生がどのような人となりをしているのかを確認するために行われる大切な試験項目の一つです。単に成績が良くても、生活態度が悪かったり、言葉遣いが乱暴だったりすると学校にとってはマイナスのイメージに直結してしまします。そのため、面接官は面接の場で入学後の学校生活を規則正しく送ることができるか、という点を判断します。そう言った意味で、面接は受験生の人柄と入学後の生活についての判断材料となるのです。
面接の種類
面接には、個人面接からグループ面接、そして親子面接が主となっています。個人面接は、受験生一人に対して2,3人程度の面接官がついて行います。複数の面接官の質問に対して、一人で質疑応答をしなければなりませんが、一人で行うため所要時間が短く5分から10分程度が多いです。グループ面接は、子供5,6人で行うパターンです。全員に同じ質問をして一人一人答える場合、他人の意見に対してどう影響を受けるのかを見ていることもあります。または、答えられる人に挙手を促したり、隣の人と意見交換をしたりするようにと、グループ面接ならではの指示が出る場合もあります。また、自分の回答が他の人と重複することはよくあります。前半の人は他にどれだけ差をつけた解答ができるのか、後半の人には重複した場合臨機応変に回答を変えられるか、などの個人面接とはまた違うプレッシャーがかかります。親子面接は、保護者と受験生が一緒に面接に臨む形です。もしくは、子供と保護者に分かれて個人面接をする場合もあります。どちらにせよ、面接官は親の意欲についても知りたがっているので、しっかりと対策をしてから行きましょう。
親がよくされる質問例
子供に対してどう思って接しているのかがメインとなります。志望動機はもちろん、自身の教育方針や子供の性格について聞かれます。また、受験する学校の印象や、通学方法、通学時間などについても聞かれることがあるため、子供とはまた違った対策をしなければなりません。
親子面接の対策方法
親子で意見が違うということは絶対に避けましょう。そのためにも、学校での面接練習以外に、親子での練習を取り入れます。また、時には無邪気な子供故か、とんでもない回答をしてしまう場合もあるので、そこは修正してあげましょう。また、親子面接と言えど、面接官が一番話を聞きたいのは親でなく子共です。子供が話しているのを違うから、と横槍を入れることはしてはいけません。面接官にとって、あまりいい印象が持たれません。あくまでも、子供の惹きたて役に徹しましょう。